6日目 ITALIA 2007 ~ローマ編・半日観光~ [旅行]
ローマ2日目は、ガイドさん付きの「ローマ半日観光」からです。結構な人数でのツアーになったので、2組にわかれて一人ずつイヤホンをつけての観光になりました。これだとガイドさんの近くにいなくても話を聞き逃すことがなくていいですね。この日のガイドさんも話おもしろいし、ためになりました。
昨日に引き続き、「天使と悪魔」関連の場所もかぶったり。あとは誰でも知っているような超有名観光地など。初めて行くところが多くて、しかもいろいろ教えてもらえて今日も大満足な一日でした。
最後には、昨日回っておいたんだけど外観しか写真撮らなくて。ホテルに帰って復習したら、中にあるものこそ「天使と悪魔」には必須のアイテムだったことがわかり再度周ってみたり。今日もよく歩きました。
それでは、終点のローマ三越までの半日観光。一緒にお楽しみください。
集合場所は、「Piazza Barberini」バルベリーニ広場。
バルベリーニ作「トリトーネの噴水」。4頭のイルカに支えられた海の神トリトーネの彫像かお水が出ています。ガイドさん曰く、今日は「ちょろちょろ」だったそうで(笑)、ちょっと残念。
朝8:20集合なので、ちょっとまだ暗めで肌寒いです。この後はものすっごくいい天気になりました。
最初の目的地は、超有名観光地。
「Fontana di Trevi」トレヴィの泉。
背後のポーリ宮殿の壁と一体になったデザインで、中央に水をつかさどるネプトゥヌス、左に豊穣の女神デメテル、右は健康の女神ヒュギエイア。
ここは「ローマの休日」でも有名ですよね。
(ジョーの家を出たアン王女がローマの街を散策するシーンで登場。)
そしてなんと! ナイスタイミング(?)で掃除中でした…。
コインを掃除機みたいなので、吸ってます。右から始まってあと少しで終わるところですが、右側にはすでにコインが投げられています。もちろんりんごも。前回再訪を願ってコインを投げたら、また今年来られました! またいつか!
普段はもう終わっている時間だそうですが、なぜか今日はまだ清掃中。まぁ、これはこれでなかなか見られない光景ではありますが…、微妙。
「Piazza Venezia」ベネツィア広場。
「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」。
初代イタリア国王のヴィットリオ・エマヌエーレ2世を記念して1911年に完成。
昔、ローマとヴェネツィアは別の国だったですよね。そのときのヴェネツィア大使館がここにあったので、ヴェネツィア広場というそうです。
階段の上には、銃をかまえた兵隊さんが24時間・365日立っています。無名戦没者を祀る「祖国の祭壇」を守っているのだそうです。雨の日も風の日も、ずっと立って守っています。
「Foro Romano」フォロ・ロマーノ。
古代ローマ帝国の政治と経済を担った中心地。フォロ・ロマーノは「ローマ人の広場」の意味。
横にずらっと窓が並んでいるところは、今でいうデパートだったそうです。現在イタリアには日本みたいな大規模小売店舗的なデパートはないですが、古代ローマ時代には世界にさきがけてデパートがあったとか。手前の広場にはきっとオープンカフェとかがあって、人がいっぱい来ていたのでしょう。
これを造っている途中でユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)は暗殺されました。「ブルータス、おまえもか」ですね。この中にはシーザーのお墓じゃないかと思われる場所というのがありました。アメリカ人と思われるツアーのガイドさんがそう言ってました(たぶん。英語なので)。その辺りの歴史はぜんぜん詳しくないし、あんまりにも長いカタカナ名の皇帝とかが山ほどいるし、あんまり興味がないので(日本史専攻だったし)、そう言われても「ふ~ん」としか(笑)。
ここは「ローマの休日」にも登場します。
(宮殿を抜け出したアン王女が眠ってしまうベンチの背景に映っていたのが、フォロ・ロマーノの西側のセヴィルス門。)
「ジュリア(ユリア)のバシリカ」(バシリカ…建築の平面形式のひとるで、中央の身廊の2辺ないしはそれ以上の辺を、側廊によって取り囲むもの)。
シーザーが建設開始し、アウグストゥス帝のときに完成。ブルータスがわが子に死刑宣告をしたのは、この建物。
このバリシカのてっぺんの横棒に刻まれたラテン語(だったかな?)は、「Senatus Populusque Romanus」。ここからの4文字「SPQR」は、現在のローマ市の紋章にも書かれていて、さらにはローマのマンホールにも刻まれています。「ローマの元老院と市民」とかって書いてあるらしい。いわゆる「民主主義」の始まりですね。
そして範囲地観光最後の世界遺産は、もちろん!
「Colosseo」コロッセオ。
西暦80年に、4万人の奴隷を使いわずか8年で建造させた円形闘技場。
奴隷同士を闘わせて、買ったほうには自由を与えるとか。実際にはトーナメント制で、一度に何度も闘わされて結局勝者も死んじゃったりして自由にはなれなかったとか。これが唯一の市民の娯楽で公認ギャンブル。どんどんエスカレートしていき、人対ライオンとか…。ライオンとか猛獣用のエレベーターとか控え室とかもあるらしい。建築当初は水を張って海戦とかもあったとか。天井部分に布を張って日よけしたり、開閉式ドームのハシリですね。
長蛇の列で、中に入るには相当の時間の余裕が必要です。騎馬警官がいるので、馬のふんくさいのは相変わらず。でも騎乗のおまわりさんは、かっこいい!
ここで巻きが終わっています。もっとマキマキだったのですが、採石場みたいになっていたようでどんどん石を切って持ってかれちゃってたそうです。ってことはもっと大きかったんですね~。
ローマの休日では、アン王女とジョーがべスパで最初に行った場所です。
これで半日観光は終了です。バスでローマ三越に行き解散。三越前にあるレストランはガイドさん曰く「まあまあ」ってことだったので、そこでランチしました。
サラダピザ(ピザの上に生野菜が乗っているやつ)を想像してオーダーしたら、これが来ました(笑)。おいしかったんでいいんですけどね。やっぱりイタリアのマルゲリータには、葉っぱが乗っていません。
そしてローマ三越では、とうとう見つけました。ロエベの「ナッパ・アイレ」。今回の旅行では、プラダの次に狙っていたバッグです。ところがあちこち回ってもロエベ自体がない。どこなんだろう?と思っていたら、ローマ三越から自慢げにこう伝えられました。「イタリア全土でロエベの取り扱いはここだけです!」と。えー、そりゃ探してもないわけだよね~。そして、ロエベのど真ん中にありました。ナッパ・アイレ。ゴールドとかキラキラ系を狙っていたのですが、今あるのはエナメルのレッドのみ。サイズは文句なし。でもレッドってどうよ~と悩み。今日のところは買わずに退散。
一晩考えたのですが、帰国後すぐにあるセールに行く予定なのですよ。ママもそれのせいでロエベのバッグやめてたし。なので私も今回は見送りました。
ところが! 珍しくりんごたちが諦めたときに限って悪夢はやってくるものです。AneCanでもえちゃんが…、もえちゃんがぁ~!! こんなにかわいく持ってました。
サイズも色もまさに、これでした…(撃沈)。冬はお洋服がベーシックになるから、バッグとか小物にレッドが入るとこんなにおしゃれ! あー。やっぱり買えばよかった~。諦めがよすぎるのもよしあしだわと反省中(?)。
今日はこれで終わりません。昨日行ったけど内部の写真を忘れた場所へ。
「Chiesa di Santa Maria del Popolo」サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。
皇帝パスカリ2世が1099年に創建した教会。建造の資金をポポロ(市民)が負担したことからこの名が付けられた。
この中身は、「天使と悪魔」編にて。今日は中で結婚式してました。世界的に有名な教会でも普通に結婚式してるんですね~。ドレスのちっちゃい女の子と、タキシードのちっちゃい男の子がきゃーきゃー言って走り回ってたりで、かわいかったです。
りんごも含め、普通の観光客に見守られての宣誓でした。光がさしててすっごくキレイな結婚式でしたよー。
最後にもう一個教会に行ってきました。
「Chiesa di Santa Maria della Vittoria」サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会。
聖パウロの捧げられていたが、30年戦争でカトリック軍が聖マリアの奇跡により勝利したことを記念し、聖マリアに捧げられることになりこの名がついた。
こんな写真なのは、この教会の目の前が横断歩道で、手前の歩道側の建物は工事中で足場とかで囲まれているんですよ。なのでこれ以上後ろに下がれないのでこんな中途半端なんです。
写真にもちょっと写ってますが、入り口の右側にいるおじさんは、ドアの取っ手を握って箱を差し出します。「はうまっち?」と。お金くれってことのようですが、英語間違ってますから! 外人さんもそうしていたので無視して入ろうとすると、ドアを開けてくれないので、左側のドア(観音開きになってるんです)から普通に入りました(笑)。
入り口入って振り向くと、扉の上はこんな荘厳なパイプオルガン。
光が差し込んでとってもキレイでした。
この後はまたお買物なんかをしたり。いい加減、ローマに詳しくなってきましたよー。ここへはこの道のほうが早いとか、ここは地下鉄、みたいな。戦利品は、まとめて次で。
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