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「トライアングル」 [読書感想文]

 広末涼子ちゃんと江口洋介さん、稲垣吾郎ちゃん出演のドラマ「トライアングル」。このドラマ、すっごくおもしろかったんです!

 最初は見るつもりなくて…。裏で亀梨くんのドラマ(ワインのやつ)が始まるから。でもそっちは始まるのが遅くて、始まるまで見てようなんて思ってたのが、亀梨くんを蹴っても続きを見たかったドラマです(笑)。

 もう毎週ドキドキで、誰が犯人なのか二転三転。相当悩まされました。怪しいと思える人は何人もいて、アリバイ成立したと思っても、次の週には実は…みたいなことが判明したり。とにかくおもしろかったんですよ!

 最終回の直前までは…。

 最終回の直前のラストで、あまりにも安易な設定(発言)により犯人が明らかに! NO!!! ずっと凝ったサスペンスだったのに、あそこだけはよくある、ミステリーの初歩作品みたいなあの人の発言に、それまでがおもしろかっただけに、愕然としました。大げさ(笑)。

 さらにラストがよくわかんなかった。と言うか、吾郎ちゃんのお父さん(北大路欣也さん)の行動が意味不明のままで。ま、この辺はドラマのせいじゃなくて、ドラマに熱中しすぎてかまってもらえず怒ったりんたろうくんがかぶさってきて(笑)、ちゃんと見えなかったってのもあるんですけどね(笑)。

 んで。原作を読もう、さぞやおもしろんだろうな~と期待して読んだのですが…。期待が大きすぎたってだけじゃないと思うんです…。

 これは完全に別物だと思ったほうが、いつもの逆で、原作にとっていいと思います。そんな感じの原作でしたよ…。

トライアングル

トライアングル

  • 作者: 新津 きよみ
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 単行本

トライアングルDVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD




 ドラマが面白かったから、原作にも期待していたが、ドラマのほうが断然おもしろかった。

 なんかぱっとしないと言うか、全体的に地味な印象。
 兄が死んだとか、実家が病院だとか、自分は途中で医者を辞めて、海外に渡ったとか、インターポールに入ったとか。
 全ての伏線というか、背景があんまり事件に影響してない気がした。 

 ドラマでは全てが結構ちゃんと伏線になっていたりして、ドキドキする場面がいっぱいあったけど、原作は盛り上がりがイマイチ。
 クライマックスも、もやに覆われているかのようなスッキリしないものだった。

 あれだけ母親も、養女になったサチも苦しんだと書いてあったのに、そもそもの発端となった少女誘拐事件の真相が、事故だったなんていう結末、あり!?

 しかもその人は事故だったにも関わらず、出頭はせず少女を埋葬したとか、病死して遺言で娘に告白とか、やりきれないし、つまんない。

 そういうオチなら、せめて生きていて自分で郷田くんに告白してほしかった。
 
その手紙を読んだ娘の心情も、なんだか微妙だったし。

 葛城佐智絵と幸とサチの重なるところ、違うところも設定が甘かったように思う。

 ドラマと一番違っていて、せめてこれだけは!っていうところは、よかったけど。
 幸さん死ぬことはなくて、しかも郷田くんと幸せになれそうでよかった!

 こうなってくると、やっぱりドラマで幸が死ぬのはやりすぎじゃないかと…。
 スナイパーなみに射殺なんて、ちょっと。犯人が小日向文世さんだから似合わないってところもあるとは思うけど、やっぱり必要のない死だったように思えるな~。

 


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